「おかえり台湾」インプレス 池澤春菜 (著), 高山羽根子 (著)
数年前に私の書籍の編集担当をしてくださったかた。私の知人の中で一番仕事をされているかたであり、仕事ができるかたでもあり、いつもその行動から目が離せない存在です。
そのかたが春先にインプレスに転職され、新たな土俵で活躍をされているのも拝見しているおですが、しばらく前にインプレスから出ている台湾のガイドブックを献本いただきました。
なかなかゆっくり拝読する時間がなく、ブログでもご紹介できていなかったのですが、この度しっかりと拝読しましたので、ご紹介させていただきます。
「おかえり台湾」、単なるガイドブックではないですよ。すごいのです。
著者は50回以上台湾に行っているという声優の池澤春菜さんと、今年、芥川賞を受賞された高山羽根子さんです。
ディープな台湾情報という言葉が安っぽすぎるように感じてしまうほどにディープな情報。
私も台湾が好きなので台湾情報を集めまくっていたので分かるのですが、「おかえり台湾」に掲載されている内容は他にはちょっとないものばかりです。
本の紹介ってネタバレになるので、どのようにご紹介するべきかいつも悩むのですが…
「おかえり台湾」の気に入った点をいくつか。
・情報に二次元データがついていて地図が開く
今っぽいですよね!これがかなり便利です。お店情報に二次元コードがついていて、スマホのカメラで読み取るとGoogleマップが開きます。Googleマップで行きたい所リストを作っておけば、ポンポンその中に登録できます!
・グルメ情報もかなりディープ
グルメ情報も単なる店紹介だけではなく、かなり濃いのです。
「こんなの飲みました」と紹介されている薬草茶は何も知らずにお店に入っていたら、知らない存在なので手を出しづらいかなと思ってしまうようなものが詳しく紹介されていて、行きたい!飲みたい!となってしまいます。
・台湾といえばマッサージ
私も台湾に行って歩き回ったあと、深夜にマッサージにかけこんだりしていましたが、本著では神の手をもつかたのインタビューが詳しく載っていました。行ってみたい!
・30日漢方続けてみた!も興味深い
旅行は行ったっきりでは面白くないと常々私も思っております。だから現地でお茶と化粧品、調味料を必ず買ってきてあとあとまで楽しむようにしています。
「30日漢方を続けてみた」のコラムはそういう旅の楽しみかたという意味でも、実際に漢方ってどうなの?という興味からもおもしろかったです。
あまり紹介するとネタバレになってしまうので、ここらにしておきます。
「おかえり台湾」は初めて台湾に行く人はもちろんのこと、むしろ2度目、3度目、10度目の人にもおすすめしたい台湾ガイドブックでした。
インプレスの某さま献本ありがとうございました!
今のコロナが落ち着いたら台湾に一番に行きたいと思っています。(本当に)