洗濯物の部屋干しの臭い・カビ・食中毒を防ぐ家事テクニック
先月のことですが、読売テレビ系「ミヤネ屋」に出演した際、生放送ではありがちですが、当日事故のニュースなどもあり、予定していた内容の半分もお伝えできないというかたちになりました。
そろそろ梅雨も終わりに近づいていますが、梅雨だけのことでもなかったので、当日お話ししたかった内容に今まで私が寄稿してきた記事などもあわせてブログでご紹介します。
大きなテーマとしては、部屋干しの洗濯物の臭い、カビ、食中毒についてです。
部屋干しの洗濯物の臭い
洗濯物を部屋干ししたときの臭いの原因はモラクセラ菌。この菌は紫外線や熱にも強く70度まで耐性があると言われています。そのため一度ついてしまったら厄介なことに。水を養分とするため洗濯物が長時間湿っていると増殖してしまいます。
洗濯槽の掃除をする
清潔な洗濯槽で洗濯するのが大前提です。最近では100円ショップにも洗濯槽専用のクリーナーやブラシが売っています。最低でも3~4ヶ月に1度、今まで洗濯槽クリーナーを使っていなかった人は1ヶ月くらいの間は週1で掃除することをおすすめします。
洗濯が終わったら30分から1時間は洗濯槽の蓋をあけて乾燥させ、カビが生えづらい環境にしておくことも大切です。
脱いだ衣類も乾燥させる
汗や雨で湿った衣類をそのまま洗濯槽にいれたり、カゴにぎゅうぎゅう詰めにしてしまってはカビや臭いの原因になります。これから洗濯するものでも乾いた状態にしておくことが肝心。乾くまでカゴにかけたりハンガーにかけたりしておきます。
洗濯物を臭わせないための柔軟剤と漂白剤の使い方
良い香りをさせるために柔軟剤を多めにいれる人がいますが、それはNG。柔軟剤が繊維を包み込んで乾きづらくなってしまい、臭いのもとになります。柔軟剤は適量を。
洗濯する際に酸素系漂白剤を入れて洗濯すると効果的です。漂泊するという役割だけでなく殺菌作用もあるからです。
洗濯物を早く乾かす工夫と便利グッズ
洗濯物を臭わせないためには早く乾かすことがポイント。100円ショップにもある便利グッズを使って洗濯物を干せる場所を増やし、洗濯物を密着させないようにします。
シャツ類は厚みのあるハンガーを使い、空気が通りやすいようにします。
バスタオルは2等分に折らずに片側を長くして、風の当たる面積を増やして干すと早く乾きます。
パンツ類も中の風通しをよくするために履いている形のように筒状に干します。ベルト部分を下にしたほうが早く乾くという説もありますが、個人的に実験したところ大差なく、また腰回りが上のほうが筒状の形を保ちやすいので、この形がおすすめです。
パーカー類はフードの下を乾きやすく。専用の便利グッズを使うのもよいですし、ピンチ付きの四角ハンガーにフード部分を挟む形でもよいです。
エアコンの除湿機能や除湿器・扇風機を使う
ただ干しているだけではやはり洗濯物はなかなか乾きません。エアコンの除湿機能やドライ機能があれば、エアコンの近くに洗濯物をおくことで早く乾きます。
また脱衣所のような狭い範囲に洗濯物を干して、除湿器で吸ってしまうのも早く乾きます。
▼取材を受けた記事
▼我が家が使っている除湿器

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除菌消臭剤は洗濯物が濡れているうちに使う
ファブリーズなどの除菌消臭剤は乾いた衣類に使うイメージの人も多いと思いますが、濡れているうちに使うのが効果的です。蒸発していくときに消臭剤が臭いのもとを包み込んで乾いていくためです。
家の中のカビを防ぐ
2つ目の大きなテーマはカビについて。カビは一度発生すると根が強いもので、あとあと大変なことになります。
浴室は最後の人が冷水シャワーをかけ換気をする
浴室の壁には人の垢や石鹸かすが飛び散っているので、それらを最後の人が落とすことによってカビが生えづらくなります。また浴室内の温度も下がるので、カビが生えづらい環境に。浴室使用後、最低でも1時間は換気をして乾燥させることが大切です。
靴箱
履いた靴はすぐに靴箱にいれずに、半日は玄関などにおいておき乾燥させます。
押し入れ
湿った空気がこもりやすいので、引き戸の両端を少しあけて空気の循環をよくします。除湿器があれば、定期的に押し入れ前で除湿器をかけるのが効果的。
布団のカビ防止
敷きっぱなしはNG。布団の下にすのこや除湿マットを使って乾燥しやすい環境をつくります。
▼我が家ではこれも使っていますが、除湿器で乾燥させることもあります。
食中毒を防ぐ
高温で湿度が高い時期は細菌性の食中毒に注意が必要。O-157やカンピロバクター、
サルモネラ菌などが発生しやすい環境になります。
食材や調理器具、調理する人の手などよく洗い、菌をよせつけないことが大切です。
また低温で保存して菌を増やさない ようにします。
具体的にはお弁当には保冷剤をつけたりするようにしたほうがよいでしょう。
加熱して殺菌することも大切。
例えばカレーのように食中毒の菌が増えやすいものは、保存する直前に加熱して菌を殺すことが大切。鍋に残ったものをそのまま保存容器に入れて冷蔵庫へというのはNGです。具体的な方法は昨年書いた記事でご確認ください。
以上、簡単にですが、ミヤネ屋で放送しきれなかった分もあわせてご紹介しました。