長持ちさせる家庭での冷凍保存方法(ホームフリージング)
買い物のしかたや買う食材で買い物回数を減らすことはできます。買い物の仕方に関しては別記事にしますので、こちらの記事では食材を美味しく冷凍保存する方法をご紹介します。
今回はいつもの仕事での記事とは違い、普段はあまり冷凍保存などしていないかたでも億劫にならないように、最低限これだけ張って内容をご紹介します。
家庭での冷凍保存の期間(賞味期限)
家庭で冷凍保存したもの(ホームフリージング)保存期間は約1か月です。番組ロケで一般のかたのお宅にうかがうと「いつ冷凍したか分からない」と言われる物体が出てくることがよくあります。
冷凍保存した日をわかるようにしておく
冷凍した日を分かるように袋に書く。売っているときについていたラップを1枚使うのもよいです。
美味しく正しく冷凍する準備
食品用ラップ
チャック付き冷凍用保存袋
密閉容器(タッパーのようなもの)
保冷剤があると尚良い
チャック付きの冷凍保存袋は、安すぎると密閉性が悪いものもあるので、私はマツモトキヨシのPB商品のこちらを利用しています。1箱で2サイズ入っているので便利です。
美味しく冷凍保存する2原則
・空気に触れさせない
・急速冷凍する
家庭で冷凍保存するときに意識することは「空気にふれさせない」ことと「急速冷凍する」この2点です。
冷凍保存中空気に触れさせないためにやること
食材はラップを密着させてからチャック付きの保存袋に入れ、できる限り空気を抜く。
チャック付き保存袋を端のほうから押していけば空気はある程度抜けますが、ストローで吸って抜くのもあり。
急速冷凍するためにやること
冷凍室に入れてから早く冷凍できるようにするために、食材は薄く小さく。そして熱伝導率が良いアルミトレーと保冷剤で挟むと何もしないで冷凍室にいれるよりも早く冷凍できます。完全に冷凍されたら冷凍室の他のエリアに移動させてOKです。
食材別冷凍保存(冷凍のやりかた)
貝類の冷凍保存のやりかた
貝類は1個ずつラップすることも難しいので直接チャック付き保存袋へ。
調理するときは解凍せずに、このまま調理できます。しっかり加熱することが大切です。
ブロッコリーの冷凍保存のやりかた
小分けにして固めに茹でてから冷凍保存
油揚げ(薄揚げ)の冷凍保存のやりかた
熱湯をかけるなどして油抜きしてから、使いやすい大きさに切ったり、そのまま1枚ずつでもいいのでラップをして、その上からチャック付き保存袋で冷凍保存
豆腐の冷凍保存のやりかた
豆腐も冷凍できます。水をしっかりきってから賽の目にカットしてから冷凍用保存容器へ。ただし解凍したときは高野豆腐のようになるので汁物や煮物向き。
味噌汁・スープ用セット
他の調理をしたときに余分にカットしておき、1回分ずつを小分けして冷凍。みそ汁やスープなどつくるときに便利。
パンの冷凍保存のやりかた
食パンは1枚ずつラップしてから冷凍用袋へ。使うときはこのままトースト。バターロールなども1個ずつラップしてから冷凍用袋へ。
干物の冷凍保存のやりかた
干物もできる限り1枚ずつラップしてから冷凍用保存袋へ。
ししゃもは数本まとめてラップしてから冷凍用保存袋へ。
肉の冷凍保存のやりかた
肉はお店で売ってるトレーから出して、できる限り薄くする(急速冷凍するため)。味噌などを塗っておくとより美味しく保存できます。
ラップを密着させてから冷凍用保存袋へ。
ウインナー・ソーセージの冷凍保存のやりかた
生肉に比べると冷蔵でも保存期間が長い加工肉ですが、冷凍するとより長く保存できます。こちらも冷凍用保存袋にいれて、極力空気が入らないようにして冷凍。
ひき肉の冷凍保存のやりかた
ひき肉はカットされているので空気に触れる面が多いので、傷みやすくなっています。そのため冷凍保存するときは一度火を通してからのほうが安全。そぼろなどにしてから冷凍保存すると良いです。
ケーキの冷凍保存の方法
ケーキ類も冷凍保存できます。ケーキの場合は冷凍保存期間を1か月とせずに1週間以内に食べるようにしましょう。
タッパーのような食品保存容器の蓋を下にしてケーキをのせ、上から本体をかぶせるようにすると取り出すときにも簡単です。
本記事は随時 追記していきます。
外出の回数を減らすための買い物術はこちら▼記事にまとめました。
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資格:食育指導士/食生活アドバイザー