バニラエア 評判の手荷物の厳しさ、座席の狭さなど搭乗レポート
今回の格安沖縄旅行でバニラエアを初めて利用しました。LCC(格安航空会社)はマレーシアへのエアアジアXなどで利用したことがあったのですが、バニラエアはネットでの評判で「手荷物の重量チェックなどがとにかく厳しい」と見ていたので、実際に乗った感想をレポートします。
バニラエア 座席の種類(チケットの種類)
バニラエアの座席は通常は2種類「コミコミバニラ」と「シンプルバニラ」。セールのときは「わくわくバニラ」という座席が加わり3種類となります。
通常の2種類のチケット「コミコミバニラ」と「シンプルバニラ」の違いは
・預け入れ手荷物 コミコミは20kgまで無料。シンプルは2000円〜
・便や日付の変更 コミコミは手数料500円。シンプルは手数料4000円
・キャンセル(払い戻し) コミコミは手数料3000円〜5000円で可能。シンプルは不可能。
・座席指定 コミコミはスタンダードシートの座席指定無料。シンプルは成田沖縄間は500円
いずれのチケットの場合も、表示されているチケット料金の他に空港使用料 380円、サービス&手数料600円がかかります。
またバニラエアの座席はスタンダードとリラックスシートがあります。
キャンペーンチケットのワクワクバニラ以外にバニラエアはときどき「みんなで割」というのを実施し、3人以上30%オフのセールや4人以上40%オフのセールもあります。
ANAマイルで特典航空券としてバニラエアを買える
ANAマイルの特典航空券でANA便を利用して東京-沖縄に行く場合は、シーズンによって必要マイル数が変わり7,000マイルか9,000マイルか10,500マイルが必要となります。
しかしANAで貯めたマイルを使ってバニラエアの特典航空券を利用することもでき、この場合バニラエアはシーズン料金がなく、いつでもANAの6000マイルで行くことが可能なのです。もちろんANAとバニラエアのサービスの差はありますが、ハイシーズンではとくにお得ではないでしょうか。
しかもANAマイルでの特典航空券だと、バニラエアの一番高いチケット「コミコミバニラ」と同じように荷物の預け入れも20キロまで無料となります。通常「シンプルバニラ」のでチケットだと、荷物の預け入れは2000円〜。
ということで今回は皆んなでバニラエアで行ったのですが、私は貯まっていたANAマイルから手配しました。
厳しいと評判のバニラエア手荷物の制限
バニラエアの機内持ち込み可能な手荷物のサイズは56cmX36cmX23cm以内。今回は全員かわるビジネスリュックで50×30×17なのでサイズは大丈夫だと分かっていたのですが、問題は重さです。
バニラエア手荷物の重さの制限は10キロまで。他のLCC(格安航空会社)の7キロに比べると余裕があるのですが、パソコンやカメラなど目一杯詰め込むとギリギリです。
事前に見ていたネットでのバニラエアの評判では、手荷物の機内持ち込みのサイズや重さのチェックが厳しいというものをいくつか見ました。またバニラエアのこちらのページにも大きな文字で「係員による機内持ち込み手荷物の確認を強化いたします」と明示されています。
しかし、実際私たちが利用したときは5人のメンバー誰も大きさも重さもチェックされませんでした。
帰ってきてから再びネットでの評判を見てまわりましたら、最近のものでもいくつかケースがでてきました。
・空港でのチェックインのときに、そこにあったサイズ制限の枠に荷物を入れられ同時に重さも計られた
・自分は荷物のチェックをされなかったけれど、保安検査場を通過後の搭乗口前で待っているときに隣に座っていた人は見回っていた係員に荷物の重さを計られはじかれて、搭乗直前に荷物の整理をはじめていた。見て回り怪しいと思う大きさの人だけチェックしているのかもしれない
上記の2つはいずれも個人ブログで公式のものではありませんが、目視で選別してチェックしているのかもしれませんね。これはあくまで予想の範囲の話ですが。
3通りあるバニラチェックイン方法
・空港カウンターでのチェックイン
・空港自動チェックイン機械でのチェックイン
・事前にパソコンからのWEBチェックイン
空港に着いて混雑していたりするといやなので、私たちは事前にWEBチエックインをしておきました。WEBチェックインは48時間前からできます。操作できるのはパソコンからのみで、最後に搭乗券が表示されるので搭乗券を印刷して持参します。
LCCバニラエア座席の狭さをANAと比較
バニラエアの機材は多くのLCCが利用しているのと同じA320。3列3列の計6列です。
座ったときの感覚では確かに狭いなとは感じましたが、我慢できないほどではありませんでした。
一ヶ月ほど前にANAで同じA320に乗ったときはさほど狭さを感じなかったので調べてみましたら、同じA320の機材でANAの場合は28列 166席、バニラエアは 30列 180席。2列多いだけですね。
同じリュックを持っている方には分かりやすいのですが、ANAのA320では表のフラップ扉が半分近く隠れているところ、バニラエアのA320では全て出ている感じです。
バニラエアはエンターテイメントがない
音楽を含めバニラエアはエンターテイメントがありません。座席のひざ掛けもスッキリしたものです。
私はスマホにamazonプライムビデオとNetflixからダウンロードした映画を観ていました。
バニラエアの機内食やドリンクの持ち込みについて
バニラエアは500mlの水やお茶のペットボトルは持ち込み可能でした。中で飲んでもOK。(開封したペットボトルでも保安検査場を通過できました) アルコール飲料には制限があります。
今回乗った便の機内食メニューです。最近ではANAやJALのFCC(フルコストキャリア)と呼ばれている航空会社も国内線のエコノミー席では食事はつきません。予約なしで機内でオーダーできるものはスープや雑炊のようなものと、あとはお菓子類。それを考えるとはじめから有料前提でこれだけのメニューがあるのは長いフライトには有難いです。
バニラエアはクリームパンが有名なようで一緒に行った友人も食べていました。
那覇空港のLCCターミナルは遠い
成田空港でのLCC専用ターミナルも遠かったですが、到着する那覇空港も遠かったです。飛行機を降りてから徒歩で滑走路を歩き建物に入り、そこからバスで一般の出口まで。着陸からなんだかんだで30分弱ありましたので、待ち合わせなどされる方は時間を多めに見ておいたほうが良いかと思います。
(いつもより小さめの「めんそ~れおきなわ」です)