梅酒、梅干し、梅ジュースを作る前の梅の下処理(準備)の方法
この時期のお楽しみは梅酒や梅ジュース(梅シロップ)など自家製でいろいろ作ること。季節を感じられるこういう作業は「また今年もこの時期がきた」と感じられるので好きです。梅干しなど長期保存する梅に関しては、カビを防ぐためにも実際のレシピに入るより下処理が大切。
梅の保存瓶の消毒の方法と梅の下処理をご紹介します。
梅の下処理1:梅に使う容器を消毒する(煮沸以外の方法)
梅のレシピには「瓶を煮沸消毒する」と書かれているものが多いのですが、最近売られている保存瓶は煮沸の温度に耐えられないものもあり、また大きな梅の保存瓶だとそれを煮沸するための大きな鍋がないご家庭も多いはず。(我が家も大きな鍋はありません)
その為、梅の保存瓶の消毒のベストな方法としては、良く洗って乾燥させてから、アルコール消毒をすること。アルコール消毒と言っても、焼酎や梅酒用に使うホワイトリカーを使います。
まずは保存瓶の中や外をよく洗って乾燥させ、焼酎やホワイトリカーをキッチンペーパーに含ませて、瓶の中や入り口をまんべんなく良く拭き乾燥させて終了です。キッチン用アルコールでも代用できます。
梅の下処理2:梅を洗う
何度か水を替えてよく洗ってください。
余談ですが、産毛の多い梅を水に入れたとき、こんな感じで水の膜ができます。まるで氷の中に閉じ込められた梅のようで美しく、この瞬間を見るのが私は好きです。
梅の下処理3:梅のへそを取る
梅のへその部分に枝の先が残っていたら、楊枝などを使って取り除きます。
梅の下処理4:梅の水気を拭き取る
ここで一度、清潔なキッチンペーパーを使って梅の水気を拭きとります。
梅の下処理5:梅を消毒する
梅酒を作る場合は「梅の下処理4」までの工程でよいのですが、お酒に漬けない梅干しや梅ジュースを作るときは、念には念を入れて、梅も消毒して雑菌を完全に取り除いておいたほうがあとからの作業が楽になります。焼酎やホワイトリカーをいれたボウルにさっとくぐらす程度で大丈夫です。
梅の下処理6:梅を乾かす
「梅の下処理5」のアルコール分はすぐに蒸発するので、梅をキッチンペーパーなどの上に置き乾かします
ここまで梅の下処理を丁寧にやって、梅干しや梅ジュースなどの作業に入ります。梅干しや梅ジュースのレシピは別ページにて。
梅の下処理・梅の保存瓶の消毒の仕方の関連ページ