江田島・旧海軍兵学校の見学
今回の広島旅行の一番の目的はここ江田島にある旧海軍兵学校・現海上自衛隊第一術科学校の見学でした。
力強くて美しい建物、そこに眠る歴史、海上自衛隊OBの方の話。
旧海軍兵学校 見学の仕方
平日は一日3回・土日祝は一日4回。勝手に観るのではなく案内をしてくれる海上自衛隊OBの方についてまわります。スケジュールに関してはこちら。
事前申し込みは必要なく、当日の開始時間30分から5分前までに正門での受付をします。(20名以上の場合は予約必要)
見学の時間は1時間半で途中で帰ることはできません。
幹部候補生学校庁舎(旧海軍兵学校生徒館)が中央に構え、右にあるのが大講堂。奥には教育参考館があります。
旧海軍兵学校の見学 まずはオリエンテーション
正門での見学受付を済ませたら、この江田島クラブ内で待ち、時間になったらその日の担当の方から注意事項などの説明を受けます。担当の方は海上自衛隊OBで広報の方です。
1・大講堂 |旧海軍兵学校の見学
大講堂は式典などのスケジュールが入っていなければ中まで見学させてもらえます。
国会議事堂や大阪城にも使われている岩国の花崗岩が使われているそうです。
ここはNHKドラマ「坂の上の雲」の撮影にも使われた講堂です。
2幹部候補生学校庁舎(旧海軍兵学校生徒館)| 海軍兵学校の見学
そしてこちらが旧海軍兵学校の象徴のような建物、幹部候補生学校庁舎(旧海軍兵学校生徒館)、通称赤レンガ。NHKドラマ「坂の上の雲」や映画「海猿」でも利用されたそうです。
横の幅が144.8メートル。正面から見ても入り口のドアはありません。横から見るとさらにその長さを感じます。ちなみに戦艦大和の幅は246メートルということで、どれだけ大きかったんだと実感しました。
3・教育参考館 | 旧海軍兵学校の見学
ここに入る前に注意があります。中では絶対に写真を撮ってはならないのです。ここには大変貴重な資料が展示されています。資料という言葉はふさわしくない、日本の歴史、人の人生を感じるものが展示されていると思っています。
・東郷平八郎氏の硯と筆。食器やお守り
・1942年のシドニー攻撃に進攻した特殊潜航艇内から発見された遺品のキューピー人形。これは昭和44年に練習艦隊が遠洋練習航海でシドニーに寄港した際にオーストラリア海軍から返還されたもの
・神風特攻隊の敷島発進の様子の絵と写真。そして遺書
・戦艦三笠の破片
・海底から引きあげられた戦艦陸奥の御紋章
・軍用艦青葉の御紋章 など
一昨年のときと同じ方に今回も案内していただきました。海上自衛隊OBのこの方から、教育参考館を出てから「戦争は絶対にあってはならないでしょ」という言葉を聞き、その重さを感じました。
戦艦大和の主砲
旧海軍兵学校の見学をするならば平日がいいと感じた
一昨年に来たときは平日だったので、一緒に回った方が10名ちょっとでした。今回は日曜ということもあり、団体でいらしてるグループがいくつかあり人数も多め。そうなるとやはり話し声が多くなり、案内してくれる方の声が聞こえづらくなってしまうシーンもありました。教育参考館などはとくに厳粛な場所ですし、落ち着いて観たいという気持ちもあり、次回行くときは、また平日に行こうと思っています。
旧海軍兵学校(海上自衛隊 第一術科学校)
住所:広島県江田島市江田島町国有無番地
見学のスケジュールに関してはホームページでご確認ください。