今帰仁アグー農家 高田さんにお話をうかがう
今回の沖縄旅行はメインイベントとも言えるのが今帰仁アグーの農場を営んでいる高田さんを訪ねることでした。高田さんの農場は一般的に見学を受け付けているというわけではなく、今回は一緒に行っていた株式会社GRACEの代表・國吉さんのお付き合いがあってうかがうことが実現しました。
今帰仁までは車で1時間半
今帰仁(なきじん)は、私たちが宿泊していたホテルがある那覇市内の繁華街からは車で高速を利用して約1時間半。夜明け前の5時半に出発し、途中1回休憩をはさんで7時に到着しました。
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今帰仁アグーとは
アグーとかあぐー豚とかが沖縄の豚であるということ程度は知っていましたが、そもそも今帰仁アグー(なきじんあぐー)がどれほどに貴重なものなのかを全く知らずにいました。
今帰仁アグーに関しては、國吉さんのこちらの記事が分かりやすいかと思います。一部引用させていただくと
日本の豚はほぼ全て、文明開化後(特に昭和に入ってから)に輸入されて飼育が始まった西洋由来の豚です。
それに比べ、アグーは琉球王朝の時代に中国から渡って来てからずっと続いて沖縄に根付いていたとされる豚です。
日本で唯一の在来豚と言えるのではないかと思います。
現在、日本にいる多くの豚が西洋からの豚が混じっているところ、今帰仁アグーは貴重な在来豚ということなんですよね。
今帰仁アグー農家 高田さんとは
その貴重な今帰仁アグーを育てているのが高田さん。これまた國吉さんの記事を引用させていただくと、
この「今帰仁アグー」は石垣島で生き延びた混ざりっけの少ない(アグーの血が濃い)豚を高田さんが譲り受け、「掛け戻し交配」というアグーの特徴が大きい豚を選別して掛け合わせる作業を繰り返して復活した、どのアグーよりも最も元のアグーに近いアグーと言われています。
こちら(網の左側)はまだ赤ちゃんの今帰仁アグー。隣でお母さんが食事をしているのをおとなしく待っていました。
お母さんの食事が終わったら突進。
なんというか…かわいらしいと思うとともに、必死で生きようとしている姿に心打たれました。
動画だとさらに迫力が。
授乳タイム、そろそろ終わりが近づいてきました。
終了~。この退散ぶりも見事でした。
アグーの特徴
アグーの特徴というのは、背骨の数が他の豚より少なく背中が湾曲していること。
手前の子のほうが特徴ありますね。
高田さんのお話しによると、一般的な豚は生後半年くらいで出荷されるところ、1年以上かけて飼育し出荷しているそうです。
こちら▼は手足が白い「アヨー」。近くにいたのでずっと観察していたのですが、手足をキュッと中に折りたたんで座るんですね。ここで見るまで知りませんでした。どの子も本当におとなしく、穏やかな様子です。
高田さんのところの今帰仁アグーは、基本的に外の広大な土の上で育てられています。私たちが行ったら近寄ってきてしまったので、わかりづらいのですが、ここはかなり広い土地。
自然の土の上で育てることによって、今帰仁アグーにとってもストレスが少ない環境となるそうです。
その他いろいろお話を聞いたので、書ききれないのですが、本当に貴重な機会をいただきました。ありがとうございました。
今帰仁アグー 高田さんのHP⇒ 今帰仁アグー
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